2025年5月5日(月)〜5月11日(日)、
6泊7日の台湾南部(高雄、屏東、潮州、岡山、台南)と台北の旅の記録です。
成田→台北往復チケット
チケットは、スカイスキャナーで検索して、香港のFSC(フル・サービス・キャリア)のキャセイパシフィック航空のエコノミー(4万3千円)。LCCにこれより安いチケットはあったけど、預け入れ荷物代を考えると、キャセイパシフィックがお得だったので即決した。
成田空港第2ターミナル(出国手続き〜)
出発の3時間前の12:45に成田空港第二ターミナルに到着。ゴールデンウィーク終盤だからなのか空港は閑散としていて、キャセイパシフィック航空のチェックインカウンターは数人しか並んでいなかった。
キャセイパシフィックは出発の2日前からオンラインチェックインができる。当日は事前に発行されたオンライン搭乗券のQRコードをキャセイの端末にかざすと、紙の搭乗券と預け入れ荷物のタグがプリントアウトされた。ストレスフリー。
出国後の成田第二ターミナルのレストラン価格
セキュリティーチェックも、イミグレもガラガラでスムーズに無事出国。何も食べずに家を出たので、出国エリアのレストランを散策。
カツカレー2980円!
トンカツ3380円!
味噌チャーシュー麺、1780円!
吉野家の唐揚げ定食、1450円!
うな重定食4000円!
ラーメンは「1000円の壁」問題どころか、2000円に肉薄していて、トンカツなどのセットメニューは3000円がデフォルト。吉野家はその中でも良心的だけど、セットメニューは1200円〜。
写真を撮るのを忘れたけど、どこかのレストランで1万円超えの和牛メニューもあった。ここでランチ3000円払うなら、その価格で数時間後に、台湾で豆花(トウファ)や魯肉飯(ルーロウファン)を10杯以上食べられると思うと、成田でお金を落とすのが馬鹿らしく思えて、どこにも入らず、機内食に期待することに。
でもクレミアだけは食べた。濃厚な生クリームアイスクリームで最高!
成田の空港価格は、去年行ったトルコ、イスタンブールの空港のマックのセット(5000円超え)に比べれば安いのかもしれないけど、貧乏旅行者には付いて行けない。
キャセイパシフィック航空に搭乗
10数年ぶりのキャセイパシフィック航空でワクワク。最近はLCCばかりなのでサービスに期待していた。キャセイは香港を代表するフラッグキャリアでFSC。最新ランキングでも上位に位置している。
2024年度「ワールド・ベスト・エアライン」:5位
2024年度「ワールド・ベスト・エコノミークラス」:1位
2024年度「ワールド・クリーネスト・エアライン」:1位
楽しみにしていた機内食は、カレーライス、パン、ベーコンのサラダ、ハーゲンダッツ。カレーは、昔食べた子ども用の甘いレトルトカレーのような味がして微妙。。サラダもドレッシングが何とも言えない味。唯一美味しかったのは安定のハーゲンダッツだった。
映画や番組は充実していて日本語で見られるのもあった。USBタイプAの電源あり。韓国での機体事故の影響か、モバイルバッテリーの使用は固く禁じられていた。
CAは全体的に覇気がなく無気力な雰囲気を纏っていた。その分、格式高く見える瀟洒でクラシックな制服をキッチリと着こなす様が不相応に浮いて見えた。最近は、サービスが雑だと思われているLCCの方が競争の激しさからなのか、むしろフレンドリーで満面の笑顔でサービスしてくれる人が多い印象。キャセイは香港を代表する航空会社だから胡座をかかずに頑張って欲しいところ。
今回の搭乗評価
機内アメニティー: ⭐️⭐️⭐️⭐️
カスタマーサービス: ⭐️
価格: ⭐️⭐️⭐️⭐️
機内食: ⭐️
あのランキングは何だったんだろうとモヤモヤしながら台北へ。
桃園空港到着〜高雄
予定より早い現地時間の18時頃、桃園国際空港に到着した。5月の台北の空はどんよりと曇っていて、機内から出た瞬間、南国特有の蒸し暑さに全身が包まれた。日本から羽織ってきたウインドブレーカーと薄起毛のスウェットパンツは途端に不快になり、一刻も早く脱ぎたくなった。
空港のコンコースで目に入ってきたのは、日本人にも馴染みのある繁体字の漢字標識。この漢字がどこか安心感を与えてくれる一方で違和感も覚え、異国の地、台湾に来たのだと実感させられた。
台湾消費金の受け取り
平日の夕方に着いたからなのか、イミグレーションはガラガラで待ち時間なしで入国できた。
同行者が日本の台湾イベントでNT5,000(約23,500円)分の台湾の交通系ICカード、悠遊カード(EASY CARD)」を当てたので、空港の特設ブースに直行し、受け取り。受け取りには、パスポートの入国スタンプ、往復の搭乗券、パスポートが必要だった。1NT=4.7円で換算。
左営(高雄)行き新幹線のチケット受け取り
今回は、台湾南部の旅なので台北市内には寄らず、新幹線で高雄(カオション)へ直行した。空港からMRTで20分の髙鐡桃園(ガオティエ タオユエン)駅に行き、Klookで予約していた20時発の左営(ズオイン)駅行きの新幹線チケットをカウンターで受け取った。外国人向けの新幹線チケットで、2人目が無料になる特典付き。料金は4638円で、一人当たり2319円だった。
高雄まで新幹線だと1時間半だけど、地図で見ると結構遠い。
台湾の駅弁文化
台湾の弁当(便當、biàndāng)文化は、日本時代(1895〜1945年)にルーツがあり、今ではコンビニや街中の弁当屋、駅弁に至るまで、日本と同じくらい生活に根付いている。日本と違うのは、滷肉飯(ルーローファン)弁当や排骨(パイクー)弁当など、台湾料理を取り入れたローカライズ弁当が豊富にあることだ。
移動日だった台湾1日目の楽しみは、新幹線の中で食べる駅弁だった。しかし、新幹線駅に着いた頃には、駅弁屋はすでに閉まっていた。そんな中、唯一開いていたのが、あの日本のラーメン屋、一風堂。なぜか弁当が売られていたので、唐揚げ弁当(NT150=約700円)を購入。サツマイモ粉でカリッと揚げ、八角をほんのり効かせた唐揚げの味わいは、まさに求めていた台湾の味。
さらにコンビニで、肉鬆(肉デンプ)おにぎり(NT49=約230円)と蜂蜜水(NT50=約235円)も追加した。台湾に来ると必ず買うお気に入りの組み合わせだ。日本のコンビニにもあればいいのに、と毎回思う。
台湾ドルが暴騰
夕飯を済ませて為替をチェックしていたら、1台湾ドルが5円に接近しているのを発見!何事かと思ってニュースを見たら、1980年代以来の大幅な上昇率だという。誤差の範囲とはいえ、旅費を4.7円で計算していたのでかなり焦った。これ以上円安が進むと、台湾は気軽に行ける旅行先ではなくなってしまうかもしれない。
高雄到着〜ホテルチェックイン
21:45、高鉄左営(ガオティエ ズオイン)駅に到着。台北から南へ約350km離れた高雄(カオション)の5月の夜は、東南アジアを思わせる亜熱帯の蒸し暑さに包まれ、台北とは違った南国の雰囲気が漂っていた。マンゴーの出荷が始まるこの季節は夏の始まりだ。
MRTに乗り換えて、ホテル最寄りの塩埕埔(イェンチェンプー)駅へ向かった。Agodaで予約した「佑煦行旅 Hotel Yoshi Kaohsiung」が今回の宿。このホテルを拠点に、高雄近郊の屏東、潮州、岡山、台南を巡る予定だ。宿泊は5泊で24,000円、1泊あたり4,800円。二人旅なので、一人あたり2,400円になる。
この広さと清潔さ、そして部屋の新しさを台北で求めると、1泊20,000円以上はかかる。それを考えると、高雄のホテル価格は破格の安さだ。往復の新幹線代を加えても、旅費全体をかなり節約できる。ロビーも廊下も綺麗で、テンションが自然と上がった。
荷物を置いて飲み物を買いに全家(ファミリーマート)へ。お茶はNT25(約117円)〜。おにぎりはNT49(約230円)〜。
コンビニ価格は物によっては日本より高いもの、安いものがあるけれど、総じて日本とあまり変わらず。初めて訪台した20年前は、日本の半額の感覚だったのが今や同額。昔は値段も見ずに買ってたけど、今はしっかり値段を見て買うことになった。。
ホテルに戻り、長距離移動の疲れから限界が来て泥のように眠った。明け方の4時頃、猛烈な痒みで起き上がる。鏡を見ると、顔と足が蚊に何箇所も刺されていた。すぐさまフロントに行き、蚊で眠られないから部屋を変えて欲しいと伝えたら、部屋がアップグレードされ、クイーンサイズのベッドがある広めの部屋を案内された。
これがトルコやエジプトだったら、NO!の一言で済まされてただろう。。さすが台湾のホテル。フロントのお兄さんが電気蚊取り器を貸してくれて優しかった。
明日は近郊の街、屏東へ。
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