外国人「日本では”普通の仕事”=人生の失敗と考えてないの?」各国の価値観の違いに外国人興味津々の声

外国人の意見

海外掲示板、redditで「日本で普通の仕事をしている人たちは、それを失敗だと思っているのだろうか?」というスレッドが立ち、外国人の間で議論が交わされていました。

投稿者:日本に来てるんだけど、こっちでは「将来ちゃんとした仕事に就くために勉強がめちゃくちゃ大変」って話をよく聞くんだよね。でも実際に歩いてると、普通に働いてる人がめっちゃ多い。デパートの店員、シェフ、駅の案内係、ホテルスタッフ、交通誘導員とか。こういう仕事って、「勉強についていけなかった人たち」がやるものなの?それとも、そもそもみんなが超ハイレベルな仕事とかホワイトカラーを目指してるわけじゃなくて、こういう仕事も普通にアリって感じ?それとも、とりあえず勉強するのが文化で、将来のことは関係なくみんなガチで勉強するのが普通なの?

参考元:https://www.reddit.com/r/japan/comments/1iewlzj/do_people_who_work_regular_jobs_here_consider_it/

以下、外国人の反応を翻訳しました。

外国人の反応

世界の名無しさん

いや、そんなことないよ。そもそも、学生の約45%は大学や短大に行かない。んで、進学する55%のうち、半分以下しか上位の大学目指して受験勉強してない。つまり、全体の70%くらいは最初からあんまり勉強してないってこと。
いい大学に入れなかったんじゃなくて、最初からそのレースに参加してなかったってだけ。でもだからって、別に自分が「失敗した」と思ってるわけじゃない。交番のお巡りさんや工場の作業員、床屋の店主に聞いてみ?多分「学生の頃、そんなに勉強しなかったよ」って言う人、結構いると思うよ。

 

世界の名無しさん

→いや、めっちゃ納得した。ありがとう!

 

世界の名無しさん

俺、20年前に広島の公立小学校で教えてたんだけど、卒業する6年生が卒業アルバムに「中学への気持ち」とか「将来の夢」みたいなの書くんだよ。何百人もの生徒のメッセージを読んだけど、「将来は医者になりたい」って書いてたの、たった1人の女の子だけだった。男の子のほとんどは「プロのサッカー選手/野球選手」って書いてたし、中には「ローソンで働きたい」「セブンイレブン」って子も何人かいたよ。別に普通に生きることが悪いわけじゃないし、それでいいんだよ。

 

世界の名無しさん

この件について、アメブロで読んだヤバい話があるんだよね。そのブロガーは、温泉旅館を経営してる裕福な女将さんで、娘がいて、その子は将来旅館を継ぐことが決まってる。で、娘は高校生活を丸々不登校で過ごして、卒業式すら出ず、高校自体を途中でやめて、現場で接客業のOJT(実地研修)を選んだんだって。
その理由がめっちゃ刺さったんだけど、「学校って、いろんな進路を知って、そこから自分の道を選ぶための場所。でも、もう選んでる人には必要ない」って。結果的に、同世代の子たちよりもはるかに有能で、大人びてて、特に思いやりがある子に育ったらしい。それに加えて、絵も描けるし、バイオリンもピアノもそこそこ弾けるっていう。

 

世界の名無しさん

世の中のほとんどは「普通の労働者」で成り立ってるからね。で、それをどう感じるかは人それぞれ。

 

世界の名無しさん

日本って生活コストそんなにヤバくないから、そこそこ質素な生活ならストレス少なめな仕事でもやっていけるよ。毎年ハワイ旅行は無理だけど、家賃や借金に押し潰されることもないって感じ。…ただし、給料はめっちゃ安いけどな。

 

世界の名無しさん

まあ最近はインフレが何十年ぶりにガンガン上がってるし、観光客の影響で物価も上がってきて、生活しづらくなってるよね。「色々値上がりしすぎて買えなくなってきた」「子供どうしようかな」みたいな話、よく聞くようになったし。
日本のいいところって、安定した会社に勤めてさえいれば、低賃金でも家のローン組めたことなんだよね。コンビニの正社員とかでも家買えたりした。でも最近はどんどんキツくなってきてるし、収入的に家族を持つのが無理そうってなると、仕事や人生の成功に対する価値観も変わってきそうな気はするな。

 

世界の名無しさん

なんで仕事があって家もあって、普通に快適な生活してるのに「失敗」って思う人がいるんだ?別にバカにしてるわけじゃないけど、それってめっちゃアメリカ的な考え方じゃない?「頂点を目指さなきゃ負け」みたいな。アメリカの一番の強みって、「誰でも何にでもなれる!」って思えることなんだけど、逆にそれが最大の弱点にもなってるんだよね。
そういう考え方があるからこそ、限界を突破してイノベーションやクリエイティブな発想が生まれる。でもその一方で、「何にでもなれる」って言われて育ったのに結局普通の人生だったら、失敗したって思っちゃう人も多い。昔の人から見たらめっちゃ成功してる生活なのに、アメリカでは「負け組」扱いされることもある。
例えば「生活苦しい」って言うけど、でかいテレビ持ってて、最新のスマホもあって、身の丈以上の車に乗ってたりする。一方で、ヨーロッパとかアジアは真逆の考え方が根付いてる。「靴職人の息子は靴職人」みたいに、身の丈を知ることを教えられる。だから挑戦やリスクを取るのは少ないけど、その代わり「普通の生活」に満足できる人が多い。
「小さいアパートに住んで、小さめのテレビ2台あって、使えるスマホが1台あれば十分」って感じ。別に400平米の豪邸なんて目指さないし、持ってなくても気にしない。だから、家もあって、ご飯も食えて、友達と遊べる生活をしてて「失敗」だなんて思う人はいないよ。それを「失敗」って思わせちゃうアメリカ社会の価値観が、ちょっと悲しいなって思う。

世界の名無しさん

→これ!メキシコ人だけど、うちらも考え方違うよ。もちろん「金が全て!」みたいな階級意識ある人もいるけど、多くの人は「謙虚に、誠実に、一生懸命生きることが成功」って考える。幸せや喜びの方が金より大事!

 

世界の名無しさん

アメリカは完全に資本主義だからね。韓国、中国、香港、シンガポールも同じ。「勉強して高収入の仕事につくのが普通」って価値観で、それができないと「失敗」って思われる。だから料理人、美容師、整備士みたいな職業は「医者や弁護士になれなかった時の妥協策」みたいに見られる。
でも、それ以外の国ではそもそも「医者や弁護士になるのが人生の目標」なんて思ってる人が少ないんだよね。だから、日本の教育システムをアメリカがロマンチックに語るの見ると、「いや、そもそもゴールが違うからな」って思う。

 

世界の名無しさん

この質問自体がアメリカ的なんだよな。日本人だったらそんなこと疑問にも思わない。「普通の人生=失敗」って発想がないから。確かに日本の学生はめっちゃ勉強するけど、別に「命がけ」ってほどじゃないよ。それに、日本とアメリカでは「勉強の難しさ」が違うんだよね。
日本:高校で死ぬほど勉強して、大学入ったら超楽。就職のために試験いっぱい受けるけど、一回就職したらクビにはなりにくい。
アメリカ:大学に入るのは簡単だけど、入ってからが超大変。就職も簡単だけど、入った後も気を抜けない。
だから、日本人が特別めっちゃ勉強してるってわけじゃなくて、勉強がハードな時期が違うだけなんだよね。

 

世界の名無しさん

日本人全員が「子どもを医者にしたい!」って思ってるわけじゃないし、親の期待もいろいろだからな。アメリカと同じで、結局人それぞれって話だよね。

 

世界の名無しさん

アメリカは「頂点に立たないと生活できない」社会なんだよな。ブルーカラーの仕事なんて、生活はできても「生きていく」のが精一杯で、老後の貯金なんてまず無理。ブーマー世代がそのチャンスを潰しちゃったから。

 

世界の名無しさん

「生活できる」って、毎月メキシコリゾートのカンクンに旅行行って、最新のSUVに乗って、毎日外食することじゃないよな。ブーマー世代だってそんなことしてなかったし。「ギリギリの生活」って、本当にボロい家に住んで、飯をギリギリ食えて、小さなテレビがあるかないかくらいの状態のこと。アメリカの一般人は、世界の大半の国と比べたらだいぶマシな生活してる。でも「お金持ちになれるはず!」って思わされてるから、それが叶わないと「失敗した」って感じるんだろうな。

 

管理人の考察

なるほど!確かに、アメリカと日本の価値観の違いってすごく興味深いですね。アメリカでは「成功=高収入、エリート職」が当たり前だけど、日本では「普通に働いて普通に暮らす」という価値観が強い。日本では、みんながみんな難関大学を目指しているわけじゃなくて、自分に合った道を選ぶっていう感じですよね。大学進学率も55%って意外と低いけど、それが全然悪いことじゃなくて、自分の人生に合った選択ができているってことが重要なんじゃないかな。

逆にアメリカでは、ハイレベルな職に就くのが「成功」っていう風潮があるから、ブルーカラーの仕事が「失敗」みたいに捉えられがち。でも、アメリカの競争社会は本当に厳しいから、そこにしっかり勝ち抜かないと安定した生活が送れないという現実があるんでしょうね。

日本は昔から「低賃金でも安定した生活が送れる」社会だったけど、物価の上昇や給料の低さが問題になってきてる今、その「普通に暮らせる」が崩れつつあるのも事実です。だけど、やっぱり日本の良さは「自分に合った仕事で安定した生活を送ること」が成功だと感じられるところにあると思う。だから、コンビニの店員とか駅員として働いている人も、決して「負け組」だとは思っていないはずだよね。

そして、国ごとの価値観の違いも本当に面白いよね。ヨーロッパやメキシコでは「身の丈に合った生活」が重視されている文化があるけど、それも日本に近い部分がある。大事なのは、どんな生き方が自分にとって満足できるか、納得できるかだよね。アメリカみたいに「挑戦することが大事!」って価値観も素敵だし、日本みたいに「普通に暮らせることが幸せ」って考え方も、無理しないで生きられるって点で合理的だよ。

結局、成功って何かを決めるのは自分自身。どっちの価値観が正解ってことはないから、自分が納得できる生き方を選ぶのが一番大事なんじゃないかな。

ピックアップ英語コーナー

翻訳中に出てきた役に立つ英語表現を紹介します。

「失敗」を英語で何というのでしょうか?

正解は「failure」です

それでは例文を見てみましょう。

Failure is not the opposite of success; it’s part of success.
失敗は成功の反対ではなく、成功の一部だ。

She felt like a failure after losing the competition.
彼女は大会で負けて、自分が落ちこぼれのように感じた。

The project was a complete failure due to poor planning.
そのプロジェクトは計画不足のせいで完全な失敗に終わった。

Don’t be afraid of failure; learn from it and try again.
失敗を恐れずに、それから学んで再挑戦しよう。

The company’s failure to adapt to new technology led to its downfall.
その会社は新しい技術に適応できなかったため、衰退してしまった。

失敗=failure でした。

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